最近の用紙見本帳にもさまざまな工夫を凝らした製品をよく目にします。ただ単にたくさんの種類の用紙を順番どおりに並べるのではなく、用途別にインデックスが付いたり、ミシン目通りに切り抜けば箱になったり、エンボスや箔押加工があったりと見ているだけで楽しくなります。見本帳とは一枚一枚紙の種類を正確にお客様にお伝えする、いわば営業最前線です。そのため混入、落丁、乱丁は絶対に許されません。今まで培ってきたノウハウを活かし正確な製品製作はもちろん「見ているだけで楽しくなる見本帳創り」を目指しております。
圧倒的な人気を誇るリングカレンダー。卓上カレンダーの大半はこのリング加工されていると言っても過言ではありませんs。前の月をみたり、はたまた次の月をめくってみたり、ずっとずっと先の楽しい予定を見てニヤリと自由自在です。リングの色やサイズも豊富に取り揃えてますので卓上だけでなく壁掛けカレンダー、メモ帳やカタログなどにも多く使われております。
忠実にブランドカラーを表現しなければならない特色印刷は化粧品などの箱に多く使われております。どうしても4色プロセスでは出せない色は特色インクを作り印刷をします。印刷では表現できない高輝性のある金や銀などは箔押しを必要とします。ロゴだけを浮上(エンボス)で表現する製品も多々あります。同じ「箱」でもこれらの製品は最高級と言えるでしょう。
クッキーやケーキ、手編みマフラーをプレゼントする時に脇役とし演出してくれる箱にはさまざまな形のものがあります。ひし形や台形、コンケーブ型など機能性はもちろんの事、見た目も非常にユニークな箱ばかりです。何よりも大切なのは中身のプレゼントよりは目だ立たないけれど「引き立て役に徹する事」だと思います。色や絵柄よりも、むしろ形や紙の質にこだわるパッケージたちです。
携帯電話の箱、ビタミン剤の箱、ゲームソフトの箱と中身をしっかり守る役目を持つ箱にはさまざまなものがあります。CDやCD-ROM, DVDなどのケースも多種多様で紙を主体にしたケースが多く使用されております。フックが付いているもの、キャラメルタイプのもの、箱の底がワンタッチで開くものと箱にはいろいろな特徴を持ったものがあります。製品を外から守るだけの箱ですがコストだけでなく利便性もしっかりと考えています。
POPの役目はさまざまです。小さな商品を他の大きな商品に負けないくらい存在感を表現するPOP。どこにあるのか分からないモノを知らせるPOP。何だか分からないモノを分かりやすくするPOP。とにかく人目につきたがる事が彼らの役目のようです。デザインと構造とが上手に手を組んだ時とてもすばらしいものが出来上がる事は間違いありません。
紙を選び印刷をして、必要な型に抜き、そして組み立てる。ただこれだけでいろいろな楽しい製品が創れる事をわたくしたちは知りました。手提げ袋ひとつとっても、ちょっとした切り込みを入れるだけで印象ががらりと変わります。子供たちの書いた絵をカルタにしたり、らくがき用紙に目と口を抜いたり、カレンダーに穴をあけてみたり、1枚の紙をジグザグに折ってみたり、飛び出すカードを作ってみたりと創意工夫は止まりません。
コンピュータの普及にともない「e-mailは手紙の代わり。」とお思いでしょうが、やはり一言を添えるには「ちょっとしゃれた便箋に筆でごあいさつ」が今だ健在であることに少し安堵を感じております。昔ながらのスタイルで和紙風な用紙を使い季節感あふれるデザインを表紙に施し便箋を創ります。ちょっとした一言のごあいさつには一筆箋が非常に便利な逸品です。